自助努力ってなによ
昨日、Nスペの「ワーキングプアII」を見た。前回の「働いても働いても豊かになれない」にひき続き、今回のテーマは「努力すれば抜け出せますか」。死に物狂いで(比喩じゃなくまじで死にそうになりながら)努力してる人をピックアップして、ほら、こんなに努力してるのに抜け出せないでしょ?どうしたらいい?明日は我が身だよ?と、さんざん問題を突きつけられてきて、見ていてつらかった。
特に忘れられなかったのが、シングルマザーで小学生の子ども2人を育てているお母さん。昼と夜仕事をかけもちしてようやくギリギリ生活できるレベル(食費その他にまわせるお金が月2万円ちょっと)。帰ってくるのは深夜2時。睡眠時間4時間で毎日がんばって働いてるのに、国は「自助努力をしてる人を積極的に支援していく」という方針を打ち出していて、月々4万円支給されていたお金が、2年後には最大半分になるかもしれないって。それが打撃だって。でもこのお母さんに、資格をとったり専門学校に行ったりする時間は1ミクロンも無いわけで。それで努力が足りないって言われても…なんて理不尽なんだろうと、思わず憤ってしまった。自助努力ってなによ。これ以上、どう努力しろっていうのよ。

岐阜の繊維問屋が次々と廃業に追い込まれている件でも、なんだか名前は忘れたけど専門家が「零細企業といえど企業なんだから、将来性のあるビジネスに移行していくのは当然。古いビジネスモデルにしがみついている人を支援することはしない」みたいなこと言ってたけど、それって繊維問屋全員死ねってことですか?夫に先立たれ、一人で店を守ってきたおばさんは、じゃあどんなタイミングで、どんなビジネスに移行すればよかったんでしょうね?

そして自分のことに置き換えて考えてみると、もし親が倒れて寝たきりになったら…介護しなきゃいけなくなったら…さらに、夫婦どちらかが病気で仕事をやめなきゃいけないことになったら…手術費、入院費を払わなきゃいけないとしたら…仮に子どもを生んで、離婚しちゃったとしたら…あっという間にワーキングプアに陥る可能性がある。ほんとうに紙一重。怖い。

うちの親は、最近大滝村ってところの一軒家を姉夫婦と一緒に買ったらしく、老後はそこでのんびり暮らすらしい。「あんたたちの世話にはならないから大丈夫よ」なんて言われたけど…そういうわけにもいかにゃーべよ。夫のほうは一人っ子なので、将来的に必ず何らかの形で私たちが両親を支援する日が来るわけで、それまでがんばってなんとかしないと…。
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by chihosh | 2006-12-11 18:21 | Material


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