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葬儀で気づいたこと。
おばあちゃんの通夜、葬儀ともに滞りなく終えて帰ってきました。
行きは「これって電車の中?」って思うほどちっちゃな機体のスカイマークの便。
奇跡的に台風の中飛びましたが、揺れまくって死ぬかと思いました。
でも飛んでよかった。

うちのオトンは5人兄弟の長男つまり喪主なので、
オトンオカンを手伝ったりして目もまわるような忙しさでした。
通夜のあと、お寺に泊まり込みで線香を絶やさないように寝ずの番をしたのですが、
完徹で12時間飲み続けたのはキツかったです。
親戚みんな酒豪なので、「飲むことが供養。弔い酒だからどんどん飲みなさい」と言って
浴びるように飲む飲む。付き合っているうちにわけがわからなくなってきて、
瓶ビール何本あけたか記憶がないです。一斗ぐらいいったかも…。
次の日は朝8時から葬儀で、二日酔いだわ寝不足だわで超グロッキー。
こうやって飲んだり慌しくしたり意識朦朧としたりして、悲しみを紛らわせる仕組みなんだなきっと。葬儀って。
それでも出棺のときは泣けて泣けて、大往生で安らかに死んだのにこんな悲しかったら、
不慮の事故で死んだ人のときはどうなってしまうんだろう、と思って心が痛みました。

今回、急だったり気が動転していたりで
カメラを持って行くことなんてすっかり頭から抜けていたんですが、
式場に着いてから父に「カメラはどうした?」と聞かれてハァ?ってなりました。
なんでもいつも持ち歩いているから今回も当然のように持っていると思っていて、
プロのカメラマンよばなかったんだって…。それ聞いたときはちょーーー焦った…!
急遽、お寺の近所に住んでるchakyに一眼レフを借りて事なきを得たけど、
あの瞬間は心臓停まっておばあちゃんと一緒にあの世へ行くかとオモタ。
でも無事に集合写真とかも撮れたし、本っ当に助かった…chakyありがとう!

今回、とても強く感じることがありました。
自分と、父母と、姉夫婦やその子ども、生きている私たちが精一杯、一生懸命生きることが
おばあちゃんの供養になるんだってこと。
葬儀を終えて家に帰ってきてからオトンオカンとお腹ぺこぺこで
3人でお弁当を食べていたとき、おばあちゃんは安らかな最後だった、
と話をしている父母を見て、すっかり白髪やしわが増えて、
どんどん小さくなっていく父母が、同じように安らかに生きられるように、
親が弱くなっていく分私が強くならなきゃ、って思いました。
そう考えるといま何してるんだ自分って心底思う。情けない。
でも、おばあちゃんがこのタイミングでいろいろと気づかせてくれたこと、感謝しなきゃ。

最近blogのエントリーが少なかったり内容が暗かったりで、
「大丈夫か」「弱ってるんじゃないか」など各方面にご心配をおかけしている模様です。
すみません。
いろいろあってちょっといまアレなんですが、
ひとまず今できることを一生懸命やるのみ、と思っています。
すべての人に感謝しつつ、行動で示せるように。
…がんばります。
by chihosh | 2007-09-13 00:39 | Material


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