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油画 終了!
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今日はいよいよ最終日。
午前中まで描いて、午後からは講評会。
小分けに仕切られていたアトリエの壁をぶちぬいて
70人分の油絵が並ぶ。
全員分が並ぶと圧巻!

今回、芸大の講師は8名居て、それぞれが個性的で
違った視点から講評してくれるのでとても面白かった。
熱心にメモする人多数。
基本的にいいところをホメてくれるんだけど、
うまい人の絵は辛口になりがち。

a0046686_21532563.jpg私の絵は割とほめられたほうで、あんまりダメなところを
指摘されなかったのが残念でした(ヘタってことね)。
ただ、ほかの人の講評を聞いていると、
どうもデッサンが得意な人の中には最初に輪郭を描いてしまったあとに
「塗る」という作業に陥ってしまい、
「描く」という行為にならない人が居るらしい。
逆に形はあまりとれなくてもタッチでどんどん出していくタイプは
最終的にいい絵になるっぽい。
私はどっちかというと本番の作品よりもクロッキーをほめられたので、
(昔から色の作品は苦手で鉛筆か木炭デッサンラブだった)
典型的な「塗り」の絵になってしまったっぽい。
筆をこするように塗り込めていくと、ねむたい絵になりやすいと
先生は言っていました。まさしくそれだわ、私の絵。
「ねむたい」という表現がぴったり!
しかし顔や首周りは執拗に色を重ねて形を出しているので
先生には「ここいいねー!」って言われました。
見せ場がほめられたので一応よかった。ということにする。
でもいい出来だったら部屋に飾ろうと思ったけどこれじゃ…。
上から色を塗って来年用にしようかな。

全員の作品と描いた本人を見比べてみると、
なんだか顔がモデルさんというよりも本人そっくりだったりする。
同じモチーフを描いてもこれだけ表現が違うのを目の当たりにすると、
絵ってモチーフを描いているように見えて、要は自分を描いてるんだなーと
思いました。自分の内面を描いているというか。

ここ数日間、アトリエでキャンバスに向かう時間は
何者にもかえがたい、貴重な時間でした。
仕事のときや写真を撮っているときには味わえない、
ただただ無心になれる時間。
結局私にとってデザインすることも、写真を撮ることも、
イラストを描くことも、根源にあるのは「絵を描くのが好き」
ということなんだなーということを再確認しました。
講評会のときは4時間イスに座りっぱなしでお尻が痛かったけど、
描いているときは6時間座っていてもちっとも苦痛を感じなかった。
そうやって自分の「コア」となる部分を、
手をのばして触って確認していったような、そんな感覚でした。

この泥臭くて楽しい試行錯誤の日々のために超仕事をがんばって、
お金を工面して、申し込むとき勇気が必要だったけど
本当にチャレンジしてよかった。
終ったとき寂しさがこみ上げてきて参ったけど、
同時に爽快感でいっぱいです。
終った!私の夏。
絶対忘れない!2008サマー!
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…って明日からタイだけど。
もう、ヘトヘトですよ…。今から準備しなきゃ。
by chihosh | 2008-07-29 21:55 | Art


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